安易な努力は危険な麻薬

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こんにちは、渡辺智基です。

今週から、千葉県は富津市金谷で行われている田舎フリーランス養成講座に参加してます。田舎暮らしとフリーランスとしての働き方を体験できる、素敵な講座です。

一週間その講座を受けて、そしてフリーランスとして活動して思ったことがあります。

それは、安易な努力じゃ不十分。試行錯誤の時間を持とう、てことです。

安易な努力とは

「安易な努力」とは、「とりあえずの努力」です。例えばテスト前日に徹夜するとか、膨大なメールをただひたすらに返すとか、そういったもの。

私の場合、やること多くて時間がない!→とりあえずやらなきゃ!と焦って行動していたのが「安易な努力」でした。

それはクラウドソーシングの提案・納品やブログだったり…あれこれ考えずに、まずやらなきゃ!と思っていました。

ただひたすらにやる。これでもある程度は成長できるし、考える前に即行動!の方がいい場面は多々あります。しかしそれだけでは効率的にはなれません。

例えばテスト前日に勉強するにしても、間に仮眠を入れた方が集中力を保てます。

メールを返すにしても「お世話になっております。」などを単語登録しておいた方が、時間は節約できるでしょう。

「とにかく頑張ろう!」だけで行動していると、こういった一工夫を考える機会を失ってしまうのです。

安易な努力でも達成感は得られる。

厄介なことに、安易な努力でも「最初は」達成感は得られます。

徹夜してテストを受けても「終わったー!」て開放感はありますし、単語登録なしでメールを返しても仕事をしたのには変わりありません。

けどそれではいつまでたっても楽にはなれません。「慣れ」だけでは限界がありますし、追われているのには変わらない。

同じような困難に同じような努力で対処していては、いつか困難に立ち向かえなくなる時がくるでしょう。

自己嫌悪に陥る。

そして限界がくると、自己嫌悪に陥ってしまいます。「自分はなんてダメな人間なんだ」と自分を責めてしまう。私はこのタイプで、失敗と感じると自己嫌悪の始まり。

ただそれじゃ何も変わらないんですよね。「自分」なんて、自分を丸ごと攻撃してても何も変わらない。

自分じゃなくて、例えばどのやり方が間違っているのか、改善できるのか。そう考えた方が健康的です。

試行錯誤の時間を持とう。

追われているからこそ、ちょっと立ち止まって、試行錯誤の時間を持った方がいいと思います。

「今の作業の中で、無駄な時間はないか」「これはいつも自分でやる必要があるのか、自動にできないのか」、そういった問いを投げかける時間を。

それだけで、頭も仕事もすっきりします。

私は養成講座のメンター、黒田さん(@ktsuyoc)と相談して、1日に何回か、作業を振り返る時間を持つようにしました。

やることが多いのには変わりないんですけど、それでも精神的には少し楽になりました。

それが客観的な結果に表れてくるのはもう少し先になりそうです。すいません。

急がば回れ。追われているなら、一旦立ち止まってみましょう。