適当に話してたら、オーストラリアの警察に電話する羽目になった話

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こんにちは、渡辺智基です。

今日はオーストラリアにいたときの話をします。約1年前のことになるので、細かいことは曖昧です。あらかじめ、ご了承ください。

それは、パーティの翌日に起こった

「もしもし、昨日会ったキャシー(仮名)だけど、覚えてる?」

そんな電話がきたのは、私が図書館で映画を見ていた時でした。

キャシー?誰だ?

電話がきた、その前の日。私はパーティーに出て、数名の人と話しました。元来名前が覚えられない私、ましてや相手は馴染みのない英語圏の名前。一人一人の名前など覚えていませんでした。

しかし、

「はい、覚えてます」

どうせパーティーで会った人だろう…。そう思い、私は「Yes」と答えてしまいました。

これから起きる悲劇も知らずに…。

噛み合わない会話

私が答えた後、キャシーは素っ頓狂な質問をしてきました。

「あなた、昨日車を運転していたでしょ?」

何を言っているんだ。

当時私は日本の自動車免許すら持っていませんでした。いくら海外でテンションが上がっていても、そんなことはしません。

「免許すら持ってない」。私はこう答えました。しかしキャシーは、同じような質問を繰り返します。

私がうろ耐えているのを感じたのか、電話は突然切れました。

なんだったんだ…

相手の電話番号を検索しても、なんの情報も出ない。いたずら電話と思った私は、その後1週間ぐらいはのんびり過ごしていました。

警察からのメール

そしてそれはやってきました。

「〇〇地区警察署のキャシーです。X月Y日にZ(地名)で起こった交通事故に関してお聞きたいことがあるので、至急XXXX(先日とは別の電話番号)にお電話ください」(うろ覚え)

!?

私は目を疑いました。全く身に覚えのない事件だったからです。

調べてみると、Zは当時私が住んでいた場所とは別の州、車で半日はかかるところにありました。週5で大学に通っている私が、そんなところに行く道理はありません。

間違い電話か?

しかし警察署のHPにあった連絡先は、私がメールでもらったのと同じものでした。つまり正真正銘、警察が電話をかけていたのです。

そして私は、一つの可能性に行き着きました。

キャシーが私に間違い電話をかけてしまったのだと。そしてそれに私が間違って応答した、つまり交通事故の関係者であると認めてしまったのだと。

私が適当に電話に答えたのが原因で、こんなことが起こってしまったのです。

連絡、その後

私が事情を説明しない限り、この勘違いは解けない。

そう思った私は警察署にかけ、キャシーは電話の相手を間違えていた、と説明しました。

その後警察からの連絡はきていません。

学び

知ったかぶりは、損をする

テキトーに答えたせいで、いろんな損をして、またさせてしまいました。

私としては、警察について調べる時間を無駄にしました。警察の方々にも、無駄な手間をかけさせてしまいました。

正直に「違います」とか、「覚えてません」と言えば、面倒ごとにならずに済んだと思います。

誠実に生きよう