現代でも知る意義のある、哲学の3つの知識

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突然ですが、現代において哲学を学ぶ意義ってあると思いますか?

私はあると思ってます。

ただ哲学全体について話そうとすると大変なので、現代の生活で役立ちそうな哲学の知識を3つご紹介します。

これらの知識を使って、思考力を高めちゃってください。

 

1. 権威に訴える論証

権威に訴える論証(けんいにうったえるろんしょう、argument from authority, appeal to authority)とは、命題であることを立証するために、権威によって裏付ける帰納的推論の一つである。統計を利用した統計的三段論法英語版の形をとることが多い[1]。権威がその主題に関しては専門ではなかったり、専門家の間でもその主題に関して意見が一致していない場合があり、権威に訴える論証は往々にして誤謬となる

引用元:権威に訴える論証 – Wikipedia

論理学における誤謬;つまり謝った論理の一つです。

簡単にいうならば「私の意見は正しい。なぜなら専門家のAさんが同じことを言っていたから」みたいなやつです。

権威に訴えれば必ず間違い、というわけではありません。しかし権威に訴える論証は2つの可能性で間違いとなる可能性があります。

一つは、そもそもそのAが、話題に対しては専門家ではない場合です。

突然ですが私はTOEIC890点を取ったことがあり、英語に関しては自信があります。

しかし私が「フランス語を習うならこの本がおすすめ!」と言っても説得力はないし、なんの参考にもならないでしょう。

もう一つの可能性は、Aがその話題の専門家なのだけれども、その意見が正しくない場合。

例えばコペルニクスが地動説を訴えたとき、天動説を支持していた専門家やキリスト教徒は論理的にも間違いを犯していたわけです。

 

2. すべり坂論法

 ある行為が法的または道徳的に許されないことを示すために使われる論法の一つであり、一般に次の形式を持つ。「もしあなたがはじめの一歩Aをふみだすならば、あなたか、重要な点においてあなたと似ている別の行為者によって類似の行為が次々と連鎖的に行なわれ、その結果、行為Bが必ずなされるか、あるいは非常に高い可能性でなされるだろう。Bは道徳的に許容できない。したがって、あなたは第一歩Aをふみだしてはならない。」

引用元:「滑りやすい坂」論 – Jinkawiki

こちらも、論理学にでてくる考えの一つです。

例えば、友人があなたが飲むコーヒーに間違って塩を一粒だけ入れてしまったとします。

多分ですけど、塩一粒とか二粒ぐらいじゃ別にきにしませんよね?

しかしそれを認めると、

一粒と二粒じゃそんな変わらないから別にいいよね。

二粒と三粒じゃそんな変わらないから別にいいよね。

と進んでいき、果ては

大さじ一杯入れても変わらないよね。

という論理が成り立ってしまいます。

こんな風にある1点を認めてしまうと、その1点に似た1点またそれに似た1点…と連鎖して最悪の状況を招いてしまうから、あなたの主張は間違っている、というのがすべり坂論法です。

ただこれって論理的に正しいだけで、実際どうなるかはなんとも言えないですよね。

さっきの例でも、友人が意地悪でないと塩一杯なんて入れないでしょう。

 

3. 囚人のジレンマ

お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである[1]。各個人が合理的に選択した結果(ナッシュ均衡)が社会全体にとって望ましい結果(パレート最適)にならないので、社会的ジレンマとも呼ばれる[2]

引用元:囚人のジレンマ – Wikipedia

発案者は数学者ですが、哲学でも扱われることがあります。

「各個人が合理的に選択した結果」てとこがミソなんですよねー。

ただこのジレンマは同じ状況が繰り返されることで解決する、という意見があります。

現代社会でも「みんなが自分と同じように行動したらどうなるか」と想像するのは競争を避ける意味で有効です。

例えば「休みだし朝から電車でどっか行こう」て人が何百人もいたら、電車は混みますよね。

他人の行動は予測しても当たるもんじゃありませんが、一度想像してみると後の面倒が減るかもしれません。

 

まとめ;哲学は現代でも活かせる

役立ちそうだなー、と思った哲学の知識を3つあげてみました。

特に上2つの知識は、意見が正しいかどうか判断するのに有効です。

興味があったら、哲学のことをもっと調べてみてください。

ちなみに哲学全体の入門に関しては、以下の私の記事が参考になります。

哲学の名言「だけ」を知る無意味さ

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